王様と自転車〜第一話〜

“昔々の遥か昔
とある王国のお城に
それはそれは
ワガママで独善的な王様と
心清らかで優しい王妃様が
住んでおりました”

「王様の物語は
いつだって面白いもの
ばかりだな!」

バーでの一夜を明け
妖精は
晴天の真下で
一冊の絵本を読んでおりました

「あれ?ここから先のページが
破れていて読めないや
続きが気になるのに!」

物語の大好きな妖精は
歯痒さのあまり
一人ジタバタ
暴れ狂ってしまいそうになりました